基盤研究(B)一般
 中国古代戦国期における楚文化の学際的研究

中原楚文化プロジェクトのイベント

2009年度

中原楚文化プロジェクト臨時例会

 6月14日、亜細亜大学にて開催。留学中の中村貴氏を除く全員が集まり、メンバーの初顔合わせを兼ねて今後の方針を話し合いました。

中原楚文化プロジェクト合宿研究会

 10月11日夜から12日午前にかけて、深圳で開催される楚辞学国際研討会で発表予定の原稿を相互品評する合宿研究会を、東京都渋谷区の大橋会館で開催しました。

 参加は大野・石川・田宮・矢田の4名で、12日午前には吉冨も参加し、時間も忘れるほどの充実した議論が交わされました。

2009年楚辞学国際研討会(および)第13届中国屈原学会年会に参加

 10月29日から11月1日にかけて深圳大学で開催された楚辞学国際研討会曁第13届中国屈原学会年会に、当プロジェクトから大野・石川・野田・矢田・中村の5名に加え、復旦大学に留学中の田島花野氏(東北大学大学院)も新たに参加し、研究発表を行いました。

復旦大学出土文献与古文字研究中心および文物与博物館学系を訪問

 楚辞学国際研討会に出席後、石川・大野・中村・田島の4名で11月2日午前に上海・復旦大学の出土文献与古文字研究中心を訪問し、裘錫圭・終身教授ならびに門下の若手研究者との学術交流を行いました。今回の訪問は同中心のHPでも紹介されています。

 また同日午後には当プロジェクトの海外研究協力者である徐志嘯教授と研究打合せを行った後、復旦大学文物与博物館学系を訪問し、呂静教授と意見交換を行いました。同学系の所蔵する甲骨や青銅器を間近に見せていただき、得難い経験ができました。

中原楚文化プロジェクト年度末例会

 3月26日にコラボ産学官プラザ IN TOKYO(富山大学東京オフィス)にて開催。大野・谷口・田宮・野田・矢田が出席。今年度の総括・成果報告および来年度の方針について話し合いました。

2010年度

中原楚文化プロジェクト7月例会

 7月24日にコラボ産学官プラザ IN TOKYO(富山大学東京オフィス)にて開催するはずでしたが、会場のトラブルで急遽近所のレストランに場所を移して行いました。大野・石川・谷口・田宮・野田・矢田が出席、11月末に中国側の研究協力者3名を招聘する計画について議論しました。

中原楚文化プロジェクト10月例会

 日本中国学会に合わせて、10月9日に広島大学総合科学部J206教室において例会を開催しました。大野・石川・谷口・田宮・野田・矢田・吉冨・田島が出席し、中国の3先生招聘の具体案を詰めました。

海外研究協力者3名が研究交流のため来日

 11月28日から12月7日の10日間、海外研究協力者の徐志嘯(復旦大学教授)・黄霊庚(浙江師範大学教授)・湯漳平(漳州師範学院教授)各氏が来日、京都・富山・東京を訪問し、当プロジェクトメンバーと研究交流を行いました。

 3氏は富山では12月1日に富山大学人文学部有志によって開催されたシンポジウム「中国古代の楚文化と中原文化」で講演し、東京では12月4日に中国出土資料学会主催の「特別連携シンポジウム」で講演しました。東京講演の報告は2011年3月発行予定の『中国出土資料学会会報』に掲載されます。

※『中国出土資料学会会報』は3月発行予定でしたが、東日本大震災のため配布が遅れ、7月になる見通しです。

中原楚文化プロジェクト3月例会

 今年度最後の例会となる3月例会は、当初3月12日にコラボ産学官プラザ IN TOKYO(富山大学東京オフィス)にて開催する予定でしたが、東日本大震災のため急遽延期し、3月27日に奈良女子大学文学部に場所を移して開催しました。

 当プロジェクトメンバーは全員無事で、大野・石川・谷口・野田・矢田・吉冨が出席し、2011年6月に福建省漳州で開催される中国屈原学会例会において各メンバーが発表する研究の相互批評及び調整を行いました。

2011年度

2011年楚辞学国際研討会(および)第14届中国屈原学会年会に参加

 旧暦の端午節に合わせて6月3日から6月6日にかけて福建省・漳州師範学院で開催された楚辞学国際研討会曁第14届中国屈原学会年会に、当プロジェクトから大野・石川・谷口・田宮・野田・矢田・田島・吉冨の8名が参加し、研究発表を行いました。

日本中国学会第63回大会にて研究成果発表

 10月8日の日本中国学会第63回大会(九州大学箱崎キャンパス)において、石川が「古代楚王国の国策から見た楚辞文学の発生と展開」と題する発表を行いました。春秋期の楚荘王の「問鼎」失敗や呉楚戦争敗北がきっかけとなって楚王に対する訓戒としての「天問」が制作され、これを伝承した巫者である屈氏一族が中心となって「離騒」等『楚辞』諸篇が制作され、漢の天命享受礼讚歌としての郊祀歌へつながったという内容で、当プロジェクトの最終的な方針を示すものとなりました。

中原楚文化プロジェクト10月合宿例会

 日本中国学会に合わせて、10月9日・10日に宮崎県綾町の「ホテリエレストラン 綾の食卓」において合宿例会を開催しました。大野・石川・谷口・田宮・矢田が出席し、当プロジェクトの最終的な成果を書籍として出版する方針などが確認されました。

中原楚文化プロジェクト3月例会

 3月18日・19日に秋田大学東京オフィスにて今年度最後の例会を開催しました。大野・石川・谷口・田宮・澁澤・野田・矢田・田島・吉冨の9名が参加し、当プロジェクトの最終まとめに盛り込む研究成果についてそれぞれ発表し、熱心な討議が行われました。

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